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  3. 手術で逆流性食道炎を治す際の流れ

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夜間の強い痛みが特徴的

逆流性食道炎の治療というと、生活習慣を改善したり投薬治療を行うのが一般的です。
しかし、中には手術が必要な場合があります。

まずは、薬を服用しても症状の改善がされない場合があります。
他にも、狭窄や出血、食道炎の程度が重い場合が一般的ですが、他にもバレット食道がある場合があります。

バレット食道というのは、症状としては逆流性食道炎と同じように胸焼けが起こったり胸が痛んだりするのですが、夜間の強い痛みが特徴的な症状です。
原因も明らかになっていませんが、逆流性食道炎が長期的に続くことで起こるものと考えられています。

逆流性食道炎によって、胃酸の逆流して食道粘膜の炎症で細胞が変性してしまうのが原因ではないかと考えられています。
バレット食道になると、胃酸の影響で食道下部の粘膜が胃の粘膜に置き換わってしまうもので、放置していると食道がんの原因になると言われています。
そのため、発見したら手術を行って治療をする必要があるのです。

バレット食道の治療

一般的にバレット手術を行う際には、まずは検査から始めます。
内視鏡検査で胃の中を確認し、手術が必要な状態かの見極めが行われます。
手術が必要と判断されればその後病院と自分の仕事や家の都合とでスケジュール調整を行い手術日を決定します。

内視鏡検査を受ける際には前日夜から食事は禁止、水分摂取は許可されているのが一般的なルールです。
検査の時間帯や用いる機器の都合で水分はどのようなものでも摂取して良い場合と摂取可能なものが限定されている場合がありますから、事前に配布される案内を見てきちんと確認することが大切です。
正しく守れなかった場合には検査が行えないこともありますから注意が必要です。

手術当日も朝から検査を行い、その検査結果をもとに手術が必要であるかを最終判断します。
その結果をもとに手術が必要と判断されれば、手術が行われます。

手術は1時間ほどですが、全身麻酔で手術を行うことが一般的であるため手術後は入院して様子を見るのが一般的です。
退院後は早ければ翌日から仕事に復帰できますから検査から仕事復帰まで早ければ1週間で行うことができます。

手術後の入院日数は体調の回復具合や病院の取り決めによって異なりますから余裕を持ってスケジュールを調整しておくことが望ましいです。
どうしても外せない予定がある場合には、手術の前に相談をして場合によっては手術日や自分の都合を別日に改めます。

手術費用は病院によって微妙な差はありますが国民健康保険の範囲内の手術なので保険が適応されれば9万円ほどで行うことができます。
ただし、これも病院の設備やサービスの内容、個室を選んだりといったことで入院費用も変わりますから保険の都合と腕予算がある場合には事前にきちんと入院費用を確認しておく必要があります。