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  3. 寝るときの体の向きを変えるだけでも、軽減される

逆流性食道炎は、寝方で非常に楽になる

逆流性食道炎は、眠っている最中が実は一番症状が悪化しやすいことで知られています。
寝転がることで胃酸が食道に逆流しやすくなり、炎症がさらにひどくなってしまうのです。

ですが、眠り方、寝方さえ気を付けていれば、反対に、症状を改善することも可能になります。
症状の悪化を防ぐためにも、炎症を防ぐためにも、このような眠り方を心がけるようにしてみましょう。

寝る向きは左向きがベスト!

眠る際には、左側を下にして、左向きになって眠ることが大切です。
左向きで眠ることで、胃腸が食道よりも下の位置になり、自然と胃酸逆流を抑えることが出来るのです。

反対に右側にして眠ってしまうと、胃酸が食道に流れ込みやすくなる状態が出来るため、大変危険です。
右向きになって眠ることだけはないように、壁を背にして眠るなどして、対策を講じることをおすすめします。
抱き枕などを利用して眠ることで、抱き枕がある方に自然に眠れるという方もいますので、試しに行ってみても良いでしょう。

うつぶせ眠りはNG!

絶対にNGなのは、うつ伏せ眠り。
うつ伏せは最も腹部を圧迫し、胃酸の逆流を促進させてしまいますので、絶対にやめましょう。

また、胃酸の逆流促進だけではなく、うつ伏せはどうしても、食道も圧迫されてしまいがちです。
ただでさえダメージを受けている食道部分まで圧迫をしてしまうと、より症状を悪化させてしまう恐れがありますので、十分注意をしましょう。

上半身をタオルなどで底上げして眠る

眠り方に注意をすることは非常に重要ですが、人間、眠っている時は意識をし続けることは出来ません。
そのため、眠るときは気を付けていたのに、朝起きたらNGな眠り方をしていたという方も少なくないでしょう。

そんな事態を避けるのに効果的なおすすめな眠り方は、少し上半身を底上げして眠るというものです。
眠る際に、クッションやタオルなどを敷いて、上半身が少し高くなっている状態で眠ることで、簡単に胃酸の逆流を防ぐことが可能です。

頭から肩、背中の上部にかけて厚みを与えることで、眠る際に意識をしていなくても、自然と楽な状態で眠ることが出来るようになります。

もちろん、下に敷くものによっては、寝苦しかったり、ずれてしまって上半身がうまく上がっていなかったということもあるかと思います。
そうならないためにも、いくつか試し寝をしてみて、より寝心地がよく、安定して眠れる品を見つけると良いでしょう。

シーツの下や布団の下から底上げグッズを利用することで、ずれる可能性も少なくなります。
色々と工夫をしてみることで、上半身を軽く上げた状態で、どんな向きになっても眠ることが出来るでしょう。