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  3. 【逆流性食道炎の症状】呑酸

食べ過ぎ飲み過ぎに気をつける

胃薬のパッケージで「胸焼け・呑酸に」という表記がされているものが多くあります。
胸焼けはその症状が分かりやすいですが、呑酸は知らない人も多いものです。
この呑酸とは「どんさん」と読み、食べ過ぎや飲み過ぎの際に起こる症状の一つとして有名であり、最近では逆流性食道炎の症状として有名です。

胸焼けと呑酸、逆流性食道炎はつながりのあるものです。
逆流性食道炎が原因となって呑酸や胸焼けを起こします。

呑酸は口の中に広がる酸っぱい液が胸や喉のところまで込み上げてくる症状です。
原因は胸焼けと同様に胃液の逆流ですが、胸焼けは逆流性食道炎以外の病気でも起こることがありますが、呑酸は逆流性食道炎以外の病気では見られないのが特徴です。

胸焼けと呑酸は同じような症状と思われがちですが、少し異なります。
胸焼けは胃液の逆流が原因で胸が焼けるような不快感が症状ですが、呑酸は食道が焼けて口の中に酸っぱい味と匂いが広がります。

胸焼けよりも少し位置が高く、喉や口内に症状を感じます。
他にも吐き気や嘔吐、胃液で炎症を起こして喉が痛んだり咳が出たり声がかすれたりもします。

呑酸の原因

呑酸の原因として、お腹にかかる圧が高く逆流しやすくなるというのがあります。
猫背やうつぶせ寝、服での締め付け、肥満はお腹に圧力がかかってしまい逆流しやすくなるのです。
そのため姿勢を正しくしたりダイエットや寝方の改善をしたりすれば症状の緩和につながります。

また、胃酸が出すぎると、食道まで上がってくるためこれも原因となります。
カフェインの過剰摂取や食生活の乱れ、ストレスでの自律神経の乱れが原因となるので生活習慣を整えることで症状が改善します。

このような日常生活で注意できることで改善することもありますが、症状が重いとなかなか改善せず投薬治療が必要なことがあります。
その際は、内科や胃腸科での診察、もしくは耳鼻咽喉科での診察がオススメです。