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  3. 冬の食材を使ったヘルシーメニュー

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年末年始はイベントも多い

冬に出回る食材には消化酵素の多く含まれるものがあり、逆流性食道炎にも効果的です。
その反面、冬は逆流性食道炎を発症しやすい季節でもあります。
寒く乾燥した季節になると風邪が流行したり呼吸器系の病気になりやすいこと、そしてそれが起因して逆流性食道炎の症状を悪化させることがあるのです。

冬は厚着をしていたりインナーを重ね着していたりタイツを履いたりするためにぴったりとした服を着ることが多くなるために体を締め付ける格好が増えます。
これは胃が圧迫された状態が長く続くことになることために逆流性食道炎を発症しやすくなります。
また、寒くなると肉や魚のタンパク質を含む食事を多く食べるようになること、さらには年末年始で忘年会や新年会といった集まりが続いて暴飲暴食をしてしまうことも増えてしまいます。

このような食生活になると、胃酸が出すぎてしまったり食べ過ぎで下部食道括約筋が緩んでしまったりするために逆流性食道炎を発症しやすくなるのです。
そのため、日常生活の中で少しでも良い状態を保てるように食生活に気をつけることが大切です。

冬野菜と逆流性食道炎

冬野菜は消化酵素を多く含むために胃に優しいものが多いです。
大根や白菜、かぼちゃ人参、ほうれん草、小松菜、ブロッコリー、カリフラワー、里芋、といった野菜がよいとされています。
里芋やかぼちゃは煮物にして常備菜にして一度に多く用意すれば数日にわたって食べることができますしお勧めです。

かぼちゃは夏の野菜と思われがちですが食べごろは秋から冬にかけてです。
スーパーでもよく見かけますから積極的に摂取しましょう。

葉物の野菜は鍋やスープにして食べることがお勧めです。
その日冷蔵庫にある食材を用いて簡単に作れますし味付けを変えれば数日間続いても飽きずに食べることができます。

たくさんお野菜を食べることで冬の外食で不足しがちな栄養も補うことができますから胃も休めつつ栄養補給もできるありがたいメニューです。
調理の際に肉類が欲しい場合には白身魚を入れたり鶏のささみや赤身肉のつみれを入れて食べるという方法もあります。
あまり脂っこいものを入れると鍋やスープでも胃に負担がかかってしまいます。

ダイエットにもお勧め

鍋やスープといった汁物を取り入れることはダイエットにも効果的でお勧めです。逆流性食道炎を起こしている人の中には肥満で悩んでいる人も多いです。
肥満になると下部食道括約筋が緩んでしまいそれが胃酸の逆流の原因となり逆流性食道炎を起こすことがあるためです。

スープや出汁を飲むことで満腹感を得やすいこと、空腹時にも食べて良いことからストレスを感じずダイエットができます。
ただし、ダイエットに効果的な食べ物も食べ過ぎれば胃に負担となりますし、水分のおかげでお腹も膨れますから腹八分に押さえておくようにしましょう。