逆流性食道炎は何科に行けばいい?

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症状を改善する

逆流性食道炎になると、病院に通院して治療する必要があります。
もちろん、重症化したり他の病気を発症しない為にも早いうちから病院に通うことが望ましいのですが、なかなか病院に行く時間が取れなかったり症状が軽度である場合にはどうしても後回しにしてしまったりするものです。
そのような場合には食事療法で症状を改善する方法があります。

食事療法というと糖尿病のようなカロリー計算をイメージするものですが、もっとシンプルなものですから難しく考える必要はないのです。
簡単に言うと、胃に優しい食事を心がければよいのです。

胃に優しい食事といってもおかゆやうどんのような病み上がりに食べるものだけでなく、消化によいものや胃酸の分泌を抑える食品を食べればよいので外食をすることも可能です。
日頃から上手に取り入れるためにも胃に優しい食材を覚えておくことが大切です。

脂っこいものや消化しにくいものを避けることが望ましいので、肉類や魚類は脂の少ないささみや白身魚、野菜は大根やキャベツ、長芋、白菜、カボチャといった消化酵素が多く胃酸の分泌を抑えてくれるものを選ぶことが効果的です。
特に脂の程度は人によって受け付けられる量が変わります。
全く受け付けない人は牛乳を無脂肪乳にしたり豆乳も無調整のものに変える必要があります。

牛乳も豆乳も逆流性食道炎によい食品で、特に牛乳は胃の粘膜を保護をするので摂取したいものです。
しかし、牛乳の脂肪分でも胸焼けや呑酸を起こす人がいますし、調整豆乳は植物油が添加されていることがあるので低脂肪乳や無脂肪乳、無調整豆乳を選ぶ必要があるのです。
魚も脂が大丈夫であればEPAは胃粘膜を保護するのでサンマやサバ、イワシを食べるようにしましょう。

逆流性食道炎と通院

このような食事療法でも逆流性食道炎が改善しない場合には、やはり病院に行くことが必要です。
症状が軽いうちには市販の薬を飲めば症状が緩和することが多いため放置する人もいますが、症状が長く続けば重症化する原因となります。
重症化すれば手術が必要になったり食道がんになったりすることがあります。

食事療法で改善しなければ通院して早めに治すことが大切です。
しかし、逆流性食道炎は何かで治療をすれば良いのでしょうか。

胃は消化器官であるために、胃腸科や消化器科に受診するのが望ましいですが、近くにない場合にはないかでも診察を受けることができます。
ただし、逆流性食道炎は診察をする中で内視鏡検査が必要です。そのため、内視鏡検査の設備がある病院を選ぶ必要があります。

また、内視鏡検査には医師の技術が大きく影響します。
ですから、事前に口コミで内視鏡検査の上手な医師のいる病院を調べたり、新しいタイプで痛みが少ないとされる鼻から入れるタイプの検査が行われている病院を調べて選んでおくことがお勧めです。

また、人によっては逆流性食道炎の症状として咳が止まらないことがあります。
ただ咳き込むだけでなく人によっては喘息のような状態になることもあります。

そのような場合、咳の治療も併せて内科や胃腸科、消化器科で治療をしてもらえることもありますが、咳の症状によっては別に耳鼻咽喉科にも通院する必要があることもあります。
通院の時間を取ることが難しい場合には二度手間にならないようにあらかじめ療法の治療をしてもらうことが可能であるか問い合わせた上で受診することが望ましいです。

ストレスによる逆流性食道炎について

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体に影響する

ストレスとは、何らかの不快な刺激によって心身に生じる反応のことです。
騒音や対人関係での葛藤や仕事でのプレッシャーなど、その人が不快と感じるものであればストレスの原因となります。

私たちの生活で大小の差はあっても必ずストレスの原因となるものはあるものです。
道路が混雑していていつもより通勤に時間がかかってしまったり、道を歩いていて人がぶつかってきたり、といったその場でイライラが収まるようなものから日常的に上司から嫌味や小言を言われたり、仕事で成果を出さなければならなかったりノルマがあったりといった継続してストレスの原因となるものがあります。
このようなことはストレスとして、体の中で反応を起こし自律神経や副腎皮質ホルモンのバランスを乱します。

ストレスでの刺激は体全体の様々なところに作用するため、ストレスによって起こる体の反応も体の様々なところに起こります。
難聴であったり、血圧の上昇や低下、胃痛や下痢など人によってストレスの内容もその症状の重さも様々なものがあります。

逆流性食道炎とストレス

ストレスによって引き起こされる病気というと胃潰瘍や過敏性腸症候群が有名ですが、逆流性食道炎もストレスの影響を受ける病気の一つです。
一般的に強いストレスは胃腸に影響を与えることが知られています。
胃潰瘍や過敏性腸症候群が有名な病気ですが、胃痛や吐血、嘔吐、便秘や腹痛、下痢といった症状を引き起こします。

ただし逆流性食道炎については、胃の状態が悪化するからといってストレスによって胃液の逆流も起こりやすい状態になるわけではないのです。
食道粘膜が胃酸に対する感受性が高まってしまうために、少しでも胃酸が逆流するだけで食道粘膜が普段以上に過剰反応して強い胸焼けを起こすようになるのです。
ですから、ストレスが直接的に逆流性食道炎を起こすというよりは、逆流性食道炎の人がストレスを受けると症状が悪化することが多いという考え方の方が適切です。

ストレスを軽減する

日頃ストレスのある人にストレスをなくせというのは難しいことですし逆にそのことがストレスの原因になってしまうことがあります。
ストレスのある環境だからといっても、仕事や今の居住地、生活習慣を変えることはなかなかできないものです。
そこで、まずは少しでもストレスを軽減できる生活を心がけてみることが必要です。

睡眠不足は仕事でのミスの原因や精神的に不安定な状態になること、疲れが取れないことで体調不良になることでストレスを増やすことになってしまいます。
少しでも質の高い睡眠が取れるよう、湯船につかったり早めに夕食をとったり寝る前にはスマートフォンやパソコンを触らないといったことを心がけるだけでも違うものです。

IBSと逆流性食道炎について

多くの人が悩みをかかえている

IBSとは過敏性腸症候群といわれる腸の知覚過敏の状態で便秘や下痢の際にお腹が痛んだり不快感がする疾患です。
大腸の運動や分泌機能が異常をきたして起こる症状で、食生活のような身体的な要因と、セロトニン呼ばれる神経伝達物質が関係しているストレス反応による要因とがあります。
一般的に過敏性腸症候群にかかった場合、男性は腹痛や下痢を起こすことが多く、女性は便秘になることが多いです。

すぐに生死に関わる病気というわけではないですが、罹ると常にトイレの心配が伴うために生活の中で苦痛になる場面も多い病気であるため、きちんと通院して処方薬をもらうといった対処が必要です。
発症原因ははっきりと解明されていませんが、ストレスが加わるとその刺激で腸の動きがおかしくなってしまい過敏性腸症候群を発症するのではないかと言われています。

そして、その経験を繰り返すことで、少しのストレスでも症状が起こる状態になり悪循環を繰り返すようになってしまいます。
ストレス社会と言われるだけあって、最近では消化器内科の受診者の半数近くが過敏性腸症候群といわれるほど悩んでいる人がいる病気でもあります。

IBSと逆流性食道炎の関係性

逆流性食道炎も過敏性腸症候群も消化器系の病気ですが、この二つを併発している人が増えているという症例が増えています。
逆流性食道炎の患者数を過敏性腸症候群の人とそうでない人とで比べると、過敏性腸症候群の人はそうでない人の倍の患者数であったというデータがあり、併発をすることが言われています。

これは、逆流性食道炎の治療の中で処方される薬の中に胃酸の分泌を抑える成分があるために腸の感染症を起こしそれをきっかけに過敏性腸症候群を発症したり、副作用で重度の下痢を起こしたりするためです。
また、どちらの病気も脂っぽいものやアルコールの過剰摂取、ストレスが原因とされていることも併発する要因と考えられています。

治療法

過敏性腸症候群も逆流性食道炎も、治療にあたっては生活習慣の改善や精神療法、投薬治療といったものが行われます。
ストレスで自律神経の乱れが原因の場合にはストレスを解消することや精神的な不安定を解消していくことが必要です。
問題が根深く消化器科やないかでは解消できない場合には精神科や心療内科にかかる必要がある場合もあります。

また、生活習慣を改善して規則正しい生活をすることも自律神経の乱れを直すのに効果的です。
早寝早起きや、バランスのとれた食事、暴飲暴食を控える、禁煙、アルコールの摂取量を減らす、といったことで投薬治療を行わなくても自律神経が整っていくこともあります。
生活を改善しても効果が見られなかったり体調不良でなかなか思うように生活を改善できない場合には、胃腸の働きを調整する薬を服用することも必要です。

西洋医学に頼るのは避けたいという場合には、漢方薬を飲む方法もあります。
ただし、漢方薬だけでは完治が難しいですから精神面や生活面の立て直しと並行して服用することが望ましいです。

夏バテにも効果あり!ヘルシーな料理

症状の見極めが必要

夏バテとは、本来は秋口に夏の疲れが出て体調を崩すことを意味していましたが、最近では夏に体調を崩す際にも使われるようになっています。
夏バテは自律神経のバランスの乱れからくる体力低下や食欲不振であるために症状が似ているために、逆流性食道炎と誤解されがちです。
しかし、夏バテと逆流性食道炎は対処法が異なるためにきちんとどちらであるかの見極めが大切です。

誤った措置をとると症状を悪化させるので気をつけましょう。
夏バテは元気をつけることと休養が大切なのでビタミンやたんぱく質の摂取が必要です。

豚肉や魚、野菜を積極的に摂取することが望ましいのですが、逆流性食道炎の場合には肉や魚の脂が胃痛や胸焼けの原因となり状態を悪化させる原因になることがあります。
そこで、まずはどちらであるかを見極めて、夏バテであれば精のつくものを、逆流性食道炎であればヘルシーであっさりとしたものを選ぶことが重要です。

逆流性食道炎にオススメの食事

夏場に逆流性食道炎の人に麺類を進める人が多くいます。
麺類は喉越しが軽く食欲がなくても食べやすいこと、とろろや大根おろしは消化酵素を多く含んでいるために消化を促しやすいこと、からよくオススメのメニューとして挙げられます。

また、手軽に作れて麺も味付けもバリエーションも豊富な点もオススメなポイントです。
ただし、麺類は噛まずに飲み込んでしまうことも多くこれは胃に負担がかかってしまう原因となります。
ですから麺類を食べる際にはしっかりと噛んで食べるようにしたり、麺は柔らかめに茹でたものを食べることがポイントです。

また、麺類を食べる際には冷たいものよりも温かいものの方が胃の負担も軽くなりますし、すぐに飲み込まず噛むようになりますからオススメです。
他にも、ゴーヤやナスも逆流性食道炎には良い食材です。ゴーヤは苦手な人も多いですが、栄養も豊富なので可能であれば挑戦してもらいたい食材です。

どうしてもゴーヤは苦手という人はナスを多く摂ることがお勧めです。
ナスが苦手と感じていても、は和食にも洋食にも合わせやすいため、自分の好みのメニューを見つけやすいです。

ただし、油っぽいものや肉類と合わせたものは胃に負担がかかることもありますから、できればシンプルであっさりした調理法で食べるようにする方が望ましいです。
焼きナスやナスを麺に見立てたナスそうめんがおすすめです。

それ以外にも旬の食材では冬瓜は逆流性食道炎に効果的です。
胃の中での停滞時間も短いですが、より消化しやすいように柔らかく煮た煮物がオススメな食べ方です。
他にも、旬ではないですが体の冷えを解消するためにも、ジャガイモやカブ、ブロッコリー、キャベツ、小松菜、アスパラといった食材を用いての温野菜のサラダは積極的に食べると効果的です。

春到来!旬の食材でヘルシー&絶品なごはんをたべよう

春大根は消化酵素を含む

春に旬を迎える食材には消化酵素を多く含む食材が多いため、逆流性食道炎の人には積極的に摂ることがおすすめな食材が多いです。
特にキャベツやレタス、春大根は旬な食材で美味しい上に消化酵素も多く含んでいるためにおすすめな食材ですから毎日の食事に積極的に取り入れたいものです。
ただし、食べ方に気をつけなければせっかくの体に良いものも症状を悪化させる原因となりますから調理法はきちんと選ぶことが大切です。

春野菜の上手な食べ方

春野菜を食べる際には、消化酵素が多く消化に良いとはされていますが基本的には胃に負担のかかりにくい煮たり蒸したりという調理法で食べることがオススメです。
油で炒めたりパスタにして食べたりするのは美味しいのですが、油の多さや噛まずに食べてしまうことで胃に負担がかかってしまう原因となるので避けた方が良いです。

特におすすめな食べ方にスープにする方法があります。
スープにするために煮込むので野菜が柔らかくなり消化しやすいこと、様々な野菜を入れるために栄養豊富なこと、日によって味を変えて楽しむことができるので飽きずに続けやすいこと、といったメリットがあります。
キャベツや大根、人参といった旬の野菜だけでなく逆流性食道炎に良いとされるナスやピーマン、ブロッコリーや蕪といった野菜を用いても良いですから、春野菜にこだわらなくても作る際にスーパーで手に入る野菜を用いれば良い点も手軽でお勧めなところです。

味付け味噌と牛乳や豆乳での味付けが最もお勧めです。
牛乳には胃の粘膜を保護する役割がありますし、味噌は発酵食品であるために乳酸菌が多く含まれており胃腸に良い食材です。

豆乳もたんぱく質の補給には効果的です。
ただし、牛乳は無脂肪乳、豆乳は無調整豆乳の方が良いです。
牛乳の脂肪分で胃酸が分泌しすぎて胸焼けを起こすこともありますし、同じように豆乳も調整豆乳には植物性油が多く添加されているために胸焼けを起こすことがあるためです。

また、スープに肉類が欲しいと考える婆愛にはささみのような脂身の少ないものが望ましいです。
油の多いものやハムやベーコン、ソーセージのような加工肉は胸焼けの原因となりますから避けるべきです。
白身魚を入れることもお勧めです。

春になると暖かい日も増えてくるので生野菜のサラダや浅漬け、ピクルスにして食べる人も多くいます。
確かに生野菜は調理が簡単で食べやすいですし、外食でもコンビニやレストランでサラダは多く取り揃えられているので取り入れやすいです。
しかし、生のまま野菜を食べるのは胃に負担がかかるので温野菜サラダにしたり加熱処理のされている煮物にしたりする方が望ましいです。

【逆流性食道炎の症状】吐き気や胃痛

長く続く場合は……

日本でも最近患者数を増やしている逆流性食道炎ですが、まだまだ認知度が低く自分が逆流性食道炎だと認識できていない人も多いものです。
日本では最近になって話題となっていますが、決して新しい病気というわけではなく古くから欧米では患者数の多い病気です。

最近の日本人の食生活の欧米化したことで、日本でも患者者を増やしているのです。
逆流性食道炎の症状は人によって様々ですが、胸焼けや呑酸が多い症状であるために単なる食べ過ぎや胃もたれと自己判断して解決してしまう人も多くいます。
症状が一時的なものであれば、胃もたれや食べ過ぎであることと考えられますが、長く続く場合には逆流性食道炎である可能性が高いです。

逆流性食道炎は長く放っておいても症状は緩和しないですし逆に他の重度な病気を引き起こす原因にもなります。
ですから、該当する症状がある場合には必ず医師に診てもらい的確な治療をする必要があります。

逆流性食道炎と吐き気や胃痛

逆流性食道炎の主な症状というと胸焼けや胃液の逆流があります。
それ以外にも最近は咳が続くと実は逆流性食道炎だという事例も増え注目されるようになっています。
他にも、口臭や痰が絡みやすいといった症状もありますし、実は胃の痛みや吐き気も逆流性食道炎の症状としてあります。

一般的に呑酸といわれる胃酸が口の辺りまで逆流する症状が有名であるためにただ単なる吐き気は逆流性食道炎とは異なると判断されがちです。
空腹時の胃痛や吐き気も逆流性食道炎の症状として感じる人もいますから、長くこの症状が続く場合には病院んで診察をしてもらい適切な処置を受けることが大切です。
慢性胃炎や急性胃炎であっても処置が必要ですし同じように逆流性食道炎も投薬治療が必要です。

一時的には市販の胃薬でも症状は緩和できますが、治療にはならないのです。
また、逆流性食道炎の原因に合った成分が含まれた胃薬を飲まなくては薬を飲んでも効果は得られません。
ですから医師の診察や検査は必要なのです。

【逆流性食道炎の症状】口臭がきつい

一過性のものではない

逆流性食道炎の症状というと、胸焼けや呑酸が有名ですが、それ以外にも口臭がきつくなるという場合があります。
これは、逆流性食道炎は胃酸が食道の炎症や潰瘍を引き起こすために起こるものです。
胸焼けや呑酸、咳や喉の違和感や声のかすれといった症状が続いた場合には、食べ過ぎや飲み過ぎ、食あたりのような一過性のものではなく逆流性食道炎であることが多いです。

逆流性食道炎は胃液が食道に逆流するために起こるもので、呑酸によって胃酸の匂いが口まで上がってきます。
この胃酸の匂いが酸っぱくて独特な香りでツンとした刺激臭であるために、かなり強烈な口臭となってしまいます。

この匂いは残念ながら胃から上がってくる匂いであるために歯磨きやマウスウォッシュ、ガムを噛んだりすることでの解消はできないのです。
そのため、口臭を消していくためには根本的な胃の調子の改善から行っていく必要があります。

口臭の原因

胃の匂いが原因で起こる口臭には、投薬治療などでの逆流性食道炎の治療も大切ですがストレスや生活習慣、消化不良といった胃の不調起こしやすくするものを解消していくことも大切です。
胃の不調が起こるのは胃への負担が重いことが原因です。

胃に負担のかかることとして、ストレス、睡眠不足、疲労、不規則な生活、喫煙や飲酒、脂っこい食生活といったものがあります。
これらが胃への負担を大きくしてキツい口臭となるのです。もちろん、逆流性食道炎を治療していかなければならないのですが、毎日の積み重ねで胃への負担が軽減されれば口臭の改善につながります。

このような対策は1日ですぐに治るものではないので、継続して生活習慣を改善していきます。
また、口臭が消えたからといって治療をやめていいわけでないです。
逆流性食道炎の根本的な治療を行うことも大切ですし、何よりも感覚が麻痺していて自覚症状がないだけで口臭がしていることもあります。

口臭はデリケートな問題ですから他者が口臭を感じていても本人には伝えられないものです。
ですから自分がしっかりと気をつけることが大切ですし、そのためには逆流性食道炎の完治を目指すことが理想なのです。

生活習慣の改善をしても口臭が改善されるまでには時間がかかってしまいます。
口臭がきついと仕事や日常生活で支障が出てしまう人も多いものです。
そこで、早めに改善する方法として、口臭対策のサプリメントを飲む方法があります。

口臭サプリメントは消臭成分が濃縮されているおかげで、胃の中で発生する悪臭の原因に直接働きかけることで消臭してくれる効果があります。
サプリメントは即効性があり便利ですが、根本的治療とはならないのできちんと治療や生活習慣の改善も並行して行っていかなければならないことを覚えておかなければらないことです。

【逆流性食道炎の症状】呑酸

食べ過ぎ飲み過ぎに気をつける

胃薬のパッケージで「胸焼け・呑酸に」という表記がされているものが多くあります。
胸焼けはその症状が分かりやすいですが、呑酸は知らない人も多いものです。
この呑酸とは「どんさん」と読み、食べ過ぎや飲み過ぎの際に起こる症状の一つとして有名であり、最近では逆流性食道炎の症状として有名です。

胸焼けと呑酸、逆流性食道炎はつながりのあるものです。
逆流性食道炎が原因となって呑酸や胸焼けを起こします。

呑酸は口の中に広がる酸っぱい液が胸や喉のところまで込み上げてくる症状です。
原因は胸焼けと同様に胃液の逆流ですが、胸焼けは逆流性食道炎以外の病気でも起こることがありますが、呑酸は逆流性食道炎以外の病気では見られないのが特徴です。

胸焼けと呑酸は同じような症状と思われがちですが、少し異なります。
胸焼けは胃液の逆流が原因で胸が焼けるような不快感が症状ですが、呑酸は食道が焼けて口の中に酸っぱい味と匂いが広がります。

胸焼けよりも少し位置が高く、喉や口内に症状を感じます。
他にも吐き気や嘔吐、胃液で炎症を起こして喉が痛んだり咳が出たり声がかすれたりもします。

呑酸の原因

呑酸の原因として、お腹にかかる圧が高く逆流しやすくなるというのがあります。
猫背やうつぶせ寝、服での締め付け、肥満はお腹に圧力がかかってしまい逆流しやすくなるのです。
そのため姿勢を正しくしたりダイエットや寝方の改善をしたりすれば症状の緩和につながります。

また、胃酸が出すぎると、食道まで上がってくるためこれも原因となります。
カフェインの過剰摂取や食生活の乱れ、ストレスでの自律神経の乱れが原因となるので生活習慣を整えることで症状が改善します。

このような日常生活で注意できることで改善することもありますが、症状が重いとなかなか改善せず投薬治療が必要なことがあります。
その際は、内科や胃腸科での診察、もしくは耳鼻咽喉科での診察がオススメです。

逆流性食道炎と鍼灸治療

東洋医学

近年、日本国内で逆流性食道炎の患者数が増えています。
これは、食生活の欧米化、生活習慣の乱れ、ストレスといった原因もありますが「逆流性食道炎」という言葉が浸透したことで自分も逆流性食道炎だと認識する人が増えたことも理由の一つにあります。

食生活を改善したり、姿勢を正したり、喫煙や過度のアルコール摂取を控えることで少しは症状が緩和できますし継続して行えば完治することもできます。
ただしこのような生活習慣の改善による治療は効果が出るまで時間がかかりますし、長期にわたって取り組む必要があるため、少しでも早く症状が緩和するように投薬治療を行う人が多いです。

しかし、投薬治療も副作用が出る人もいますし、薬を飲むこと自体が嫌いな人、薬を飲まず治したいと思う人、病院に行く時間がなかなか取れない人もいて、可能であれば投薬治療を避けたいと考える人もいます。
そこで、最近注目されているのが漢方薬や鍼灸といった東洋医学での治療です。

鍼灸での治療

東洋医学というと、漢方や鍼灸での治療が有名です。
一昔前には少し怪しいと思われて避けられてきましたが、最近では自分の持っている自然治癒力を高める治療法として注目されています。
漢方薬は西洋医学に比べて副作用も少ないですし、自分の体の中から状態を改善していくことも人気の理由です。

鍼灸治療では、逆流性食道炎によく効くツボに鍼を刺して治療を行っていきます。
治療後は胸焼けやげっぷといった症状が減ることを実感できます。
消化器の機能を改善したりホルモンの分泌を良くしたりという効果があり、体を正しい状態に導いてくれるのです。

ただし、西洋医学と異なり速攻性があるものではないです。
鍼灸治療と並行してアルコールの量を控えたり禁煙を行ったり、腹八分の食生活やよく噛んで食事をすることなど、生活習慣も改善することが大切です。

鍼灸院の選び方

鍼灸院は通い慣れていない人も多いので鍼灸院選びも大切です。
まずは、必ず免許証を持っているのか確認をすることです。

最近は減りましたが中には無免許で営業しているところもあるためです。
一般的には待合室や目につくところに免許証が掲示されていますが、万が一免許証の掲示がなかった場合には受付や鍼灸師本人に確認をとります。

次に大切なのが衛生管理です。
最近の鍼灸治療は使い捨ての鍼が使われるので感染症の心配はないです。

しかし、昔ながらの鍼灸院やこだわりのある鍼灸師は今でも同じ鍼を用いていることがあります。
そのような際には鍼の消毒がきちんとされているのか確認します。

残念ながら鍼の消毒風景を自分の目で確認ができないことが一般的です。
そこで、施設の清潔さや鍼灸師に直接確認することで鍼の状態で確認をすることになります。

最後に、通院するならば鍼灸接骨院や鍼灸整骨院という整体とセットになっている鍼灸院よりも鍼灸専門の鍼灸院を選ぶようにします。
これは保険の関係でセットでの営業形態をとっているところもあるのですが、やはり鍼灸を専門に扱っているところのほうが安心度・満足度は高いためです。

逆流性食道炎と漢方

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薬に頼らず治したい

逆流性食道炎になると、食べ過ぎ・飲み過ぎでもないのに胸焼けをしたりげっぷが止まらなかったり、呑酸が続いてたりという症状が続きます。
そのような症状だけでなく、人によっては胃酸の匂いが上がってきて酷い口臭が止まらない人もいます。

このような症状を改善するために多くの人は生活習慣を改善することから始めます。
姿勢を正したり食生活を見直したりするだけで治れば良いのですが、それでも症状が改善しない場合には投薬治療を行います。

この際に、できれば薬を飲みたくないと思う人は多いものです。
単に薬が嫌いという人もいますし、薬に頼らず治したいと考える人もいるためです。
そのような時に頼りになるのが漢方です。

漢方での治療

漢方とは、もともと中国で発達しに本寺渡ってから独特の発展をした伝統医学のことです。
人間が持っている病気と闘う力や治す力を高めることに重きが置かれたものです。

治療に使われる漢方薬は自然由来や動物由来、鉱物などの天然物といったものが組み合わされて作られています。
漢方では、逆流性食道炎の症状である胸焼けは「曹雑(そうざつ)」と言われ、曹雑に用いる漢方薬は安中散、旋覆花代赭石湯、生姜瀉心湯などがあります。
安中散は胃の痛みや嘔吐、どんさんを改善するために処方されるものです。

他にも、黄連湯は腹痛、下痢、嘔吐、などに使われる漢方としてあります。
このような漢方を症状に応じて浮くようしてもらうことで症状を緩和して治療していくという方法があるのです。

漢方は天然由来だから副作用がない安全なものである、と思われがちですが全くそうとは言えないです。
西洋薬よりは軽いものですし頻度も少ないですが、全く副作用がないわけではないのです。
食欲減退や、熱や蕁麻疹、動悸や血圧上昇、場合によっては間質性肺炎のような重い副作用がありますから異変を感じたら薬剤師や医師に相談する必要があります。