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  3. 逆流性食道炎の薬について

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患者数が増加している

逆流性食道炎はつい最近になって日本でも浸透してきた病名です。
もともと欧米人に多く日本人はかかりにくい病気とされてきましたが、最近では日本でも食生活が欧米化したこと、肥満の増加や生活習慣の乱れが原因となり患者数が増えています。

軽度の場合には、生活習慣を見直すことで改善することができます。
規則正しい生活をしたり、暴飲暴食を控えたり、胃酸の出にくい食生活心がけたり、姿勢を正したり、肥満を解消したり、カフェインを控えたり、うつ伏せ寝をやめたりと行ったことが一般的です。

それでも症状が改善しない場合には薬を服用しての治療が必要となります。
市販の薬で症状を緩和することはできますが治療とは異なります。

また、人によってその症状の重さや内容、薬との相性は異なるので自己判断での投薬では効果が得られないこともあります。
そして、根本的な治療を行わず症状を緩和しているだけだと症状が悪化するだけでなく場合によってはがんになることもありますから、早めの治療が大切です。
治療にあたっては、医師の診断を受け自分に合ったものを処方してもらうことが治療には効果的です。

逆流性食道炎の治療で通う病院

逆流性食道炎の治療で通院する際には、内科や胃腸科、消化器科耳鼻咽喉科への通院が一般的です。
このように様々な種類のこれは症状に応じて自分に合った病院を選ぶためです。
一般的な胸焼けや胃もたれ、といった症状であれば胃カメラで診断をしていくので内科や胃腸科で問題ないです。

もしも、胃カメラの際に鎮静剤を使ってもらいたい場合にはそれに対応してもらえる病院であるかを事前に確認することが必要です。
人によっては胃や食道の症状以外に気管に症状が出ることがあります。
風邪や喘息だと思っていたのに咳が全く治らないため調べたら逆流性食道炎が原因であるケースもあるのです。

逆流性食道炎は人によって胸焼けや呑酸、咳や喉の痛み、声のかすれがあります。
そのような際には胃腸科や内科での処置と並行して呼吸器科や耳鼻咽喉科での処置も必要なこともありますし、呼吸器科や耳鼻咽喉科のみでの治療も可能な場合もあります。

このように、それぞれの症状に応じて自分の通院先を選ぶことが大切です。
ただ、逆流性食道炎が日本で患者数を増やしているのは最近のことです。

そのため、病院によっては症例が少なく適切な処置が受けられないこともあります。
そのような際にはセカンドオピニオンを受けたり、医師に症状が改善しない旨を相談して別治療を開始する必要があります。

薬を服用し始めると、多くの場合には逆流性食道炎の症状は改善されるものです。
しかし、治していくためには長期的な治療が必要です。
少し症状が改善したからといって服用をやめると再発することがあります。

薬の服用は医師の指示に従って行うこと、そして薬の服用と並行して生活習慣の改善を行うことが重要です。
また、人によっては副作用が出ることもありますから少しでも異変を感じたらすぐに医師に相談して治療の是非を相談することが大切です。